銀河鉄道物語 ナレーション集
−心に染み入る窪田等さんの名ナレーション−

話数 OP/ED 内容
第01話「旅立ち」 OP 無限に広がる大宇宙…
そこには、多くの星々が生まれ、そして死んでいく。
銀河鉄道、それは宇宙の海を夢見る者にとって
憧れと希望を運ぶものだ。
しかし、時として宇宙は、彼らに苛酷な「運命」をもたらす事もある…
ED 今、「万感の思い」を胸に、少年は宇宙へ旅立って行く。
「運命」という名の星を目指して…
 
第02話「時の結び目」 OP 遠い、遠い宇宙の海原を見上げて、
銀河鉄道を見る事が出来た者は幸せである。
それは、自分の未来に「希望」を見る事の出来る者だからだ…
ED 時として、「運命」は人を弄ぶ事がある。
その意味に人が気付くのは、
殆どの場合、ずっと時が流れてからである…
 
第03話「運命の動輪」 OP 男には、「容易に曲げる事の出来ない思い」がある。
胸に秘めたそれは、時に相容れず、
人と人とのぶつかり合いを生み出していく…
ED すれ違う二つの思いは、どこへ向かって走るのか…
終着駅は、まだ誰にも見えない…
 
第04話「永遠という名の……」 OP 昔、遠い星で戦争があった。
漆黒の列車が現れ、死者を乗せていった。
オリオン線で大事故があった時も、
疫病が流行った時も、
漆黒の列車は現れ、大勢の死者を乗せて行った…
ED 「運命」という車輪の下で、
人は愛し、憎み、やがて去っていく。
行き先を知るものは、誰もいない。
ただ、「永遠」という名の旅人だけが、それを知っている。
別れもまた、「愛の形」なのだと…
 
第05話「ビッグワン強奪」 OP 「惑星リオグランデ」
大気に厚いプラズマ層を持つこの星は、
鉱物資源の豊富な場所としても有名である。
今日もまた、プラズマホールを抜けて、
銀河鉄道の無人貨物が旅立って行く…
ED 人は時に、自らの命を自分の手で他人に委ねる。
「信頼」という名の「絆」と共に…
 
第06話「闇の慟哭」 OP 人は皆、幸せを探す旅人のようなものだ。
希望の星を信ずればこそ、
誰もが孤独な旅路を行く…
だが、「運命」は時として、
この心にいわれなき暗闇を強いる事がある…
ED 人は時に、「己の無力さ」を思い知り、途方に暮れる。

突然の闇、それは誰にも訪れる。
そこに彷徨い続ける者、
そこに光を見出す者、
心の在り様を分かつのもまた、「運命」なのかも知れない…
 
第07話「闇の慟哭(後編)」 OP 暗闇の中を彷徨う心があった。
いわれなき闇の深遠へと突き落とされた、その無垢な心は…
無垢なる故に泣き、
無垢なる故に光を拒み続けた…
ED その魂は、かつて紛れもなく澄み切っていた。
銀河鉄道を愛する者、憎む者、
総ての人の旅路が、出会いが、光の中であったなら…
 
第08話「残照」 OP 一粒の麦が大地に落ちる時、誰がその音を聴くのだろうか。
その麦が多くの実りを結んだ時、初めて人は知ることになる。
一粒の麦の「誠の価値」を…
ED 一粒の麦、その生涯が価値あるものであったかどうかは、
最期の瞬間まで判らない。
だが、その思い出は人々の心に根付き、やがて「豊かな実」を結ぶのだ…
 
第09話「記憶の回廊」 OP 人は誰でも、心の奥底に様々な思い出を抱えている。
苦しくて捨ててしまいたい記憶。
愛おしくいつまでも取っておきたい記憶。
それは、「人生」そのものであり、
「人の生きている証」なのかも知れない…
ED 思い出は、時に背負いきれない程、重荷になる時がある。
だが、本当に記憶を失った時、人は初めて気付くのだ。
「持ち続ける痛み」が、どんなに大切なものだったかを…
 
第10話「分岐点」 OP 銀河鉄道の停車駅は惑星だけではない。
宇宙空間に浮かぶ、空間軌道ジャンクション。
人々はここで車輌を乗り換え、自分の進む道を決める。
それが、「分岐点」である…
ED 「頑なに思う事」、それが時に自らの壁を作り出してしまう事がある。
けれど、その壁の向こうにある何かに触れたとき、人は気付くのだ。
「壁は自分の内側にしかなかった」という事に…
 
第11話「慕情」 OP 人の心に一輪の花が咲いている。
想い出に彩られ、忘れ得ぬ人の香りを纏い醸す、一輪の花が…
ED 人の心に咲く花は、枯れる事がない。
たった一輪のその花は、「万感の思い」を糧に永遠に咲き続ける…
 
第12話「黄昏」 OP 今、一つの星が静かに消え去ろうとしていた。
多くの命を育み、その死を看取ってきた母なる星も
自らを襲う「運命」からは逃れる事は出来ない…
ED なし
 
第13話「運命列車」 OP 「銀河鉄道777(スリーセブン)」
時に「彷徨える列車」とも呼ばれる。
それは、銀河鉄道で唯一つ、終着駅はおろか、次の停車駅すら定かではない。
今日も、様々な思いを抱えた人々を乗せて、
777はこの宇宙のどこかを走っている…
ED 人は時に、苛酷な現実に「運命」と名を付ける。
その辛さを和らげ、乗り越え、生きていくために。
けれど、「運命」を逃げ場にした時、人は見失うのだ。
「未来」という進むべき道を…
 
第14話「絆」 OP 人はいつか独りで歩き始める。
それは「過去」との決別であり、
無限の「未来」と「可能性」を夢見る旅立ちである…
ED 人はいつか独りで歩き始める。
それは「過去」との決別であり、
無限の「未来」と「可能性」を夢見る旅立ちである。
だが、それを許してくれた者の存在を、
そして、今日までの愛がこれからもそこに在る事を、
護られていた者は忘れてはならない…
 
第15話「共同戦線」 OP 「ヴァンデルン流星群」
数千年周期で宇宙を放浪し、行く手にあるものは総て破壊する。
またの名を「彷徨える悪魔」と云う…
ED 人は、出会い、別れ、自分の進むべき道を信じて歩いていく。
しかし、強く結ばれた絆は決して切れる事はない…
 
第16話「セクサロイド」 OP 人は古(いにしえ)より、目に見えないものを信じ、生きる拠り所としてきた。
愛、絆、そして心。
それら総て、目にすることも触れることも出来ないものだ…
ED 決して目には見えない大切なものがある。
信じる者にとって、それは確かにそこにある。
そして信じる者は、それに触れることが出来る。
曇りなき心で…
 
第17話「鎧の女神」 OP 雪と氷に閉ざされた惑星「ハーガ・ルー」
この星のどこかに、宇宙で一番美しい宝石があるという。
その宝石を手にしようと何人ものトレジャーハンター達がこの星を訪れたが、
帰ってきた者は無かった…
ED 宝石は眠りについた。
だが、人の欲望は果てしない。
いつの日かまた、伝説を目覚めさせる者が現れるかもしれない…
 
第18話「死活」 OP 「生と死」、それは背中合わせの未来である。
ある者は死に、ある者は生き延びる。
しかし、仲間の死を前になお生き延び続ける者は、時にこう呼ばれる。
「死神」と…
ED 2つの思いが、すれ違い、互いにぶつかり合いながら辿り着いた。
「友情」という、大きな駅に…
 
第19話「静謐の刻」 OP 人は皆、心の安寧を求め生きている。
己を律し、日々闘う者にとって
それは、何よりも得難いものだ…
ED 束の間の安息。
人は皆、いつまでもそこに身を委ねていたいと願う。
だが、それは決して永く続くことはない…
 
第20話「選択」 OP 人は「人生」という道を走り続ける。
そして時に人は、自らが進むべき道を選択しなければならない…
ED 人は走り続ける。
その先に何が待ち受けるのか判らなくても。
人は走り続ける。
未来を信じた「仲間」と共に…
 
第21話「背反」 OP 「クーロンシティ」
宇宙に名高い無法地帯。
近付く者さえないこの街を人々は呼ぶ。
捨てられた迷宮都市と…
ED 「運命」は定められたレールを外れて走り出した。
向かう先は何処なのか…
迷走する未来の行方は、誰にもわからない…
 
第22話「無常の(かぜ)」 OP なし
ED 「死神」と呼ばれた男。
その「運命」は、今、終焉の時を迎えた…
見送る者も、手向けの花もない。
そこにはただ、無常の(かぜ)が吹くだけである…
 
第23話「非情なる裁定」 OP 「駅」 それは人が出会いと別れを繰り返す場所。
手を振りながら人は言う、「また会おう」と。
だが、人生には二度と会うことのない別れがあることを誰もが知っている。
それでも人は言う、「また会おう」と…
ED 別れの向こうには何があるのだろうか?
別れの辛さを乗り越えたとき、
人はそこに「希望の光」を見つけるだろう…
 
第24話「燃える銀河」 OP 「銀河鉄道」
それは、宇宙を覆い、絶えず脈打ち、
生きとし行ける全ての者の運命を司る、生命の本流である。
その銀河鉄道に、未だかつてない危機が訪れようとしていた…
ED 今、全ての人々の希望を乗せ、若者たちが再び旅立つ。
その行く手に、どんな苦難の荒野が広がっていようとも…
 
第25話「命の谺(こだま)」 OP 銀河鉄道を襲った未知なる脅威。
今、抗(あらが)う間もなく蹂躙されようとしている
全ての「運命」を救うため、
その「明日」を再び切り拓くため…

若者たちが飛び立って行く…
ED なし
第26話(最終話)「遥かなる想い」 OP 無限に広がる大宇宙…
それは命の連鎖が織り成す、「奇跡」と「永遠」の大叙事詩である。

無数の銀河に満ち溢れる命だが、その一つ一つは「永遠」ではない。
生きとし生ける者その全てにおいて、それは一つしかない。
如何に生きたか、
そして誰に想いを託したか…

人は「かけがえのない者の想い」を受け継ぎ、
「かけがえのない命」を懸ける…
ED 「銀河鉄道」
それは「少年の日」の憧れ。
広大な宇宙に「無限の可能性」を求め旅立つ若者達の
「果てしない夢」と共に走る列車。
悲しみに打ちひしがれた時、空を仰げばきっと見えるだろう。

「永遠の命」と絶える事のない鼓動を受け継ぎ、
遥かな場所へと走る銀河鉄道の煌(ひかり)が
それぞれの旅路を行く若者達の「万感の思い」を乗せて…

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コンテンツ作成 2004/01/27(Tue) / 最終更新日 2004/04/11(Sun)
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